「明治神宮大会・大学の部・準決勝、慶大５－１日体大」（１９日、神宮球場）

　慶大が逆転勝ちし、決勝進出を決めた。ソフトバンクからドラフト３位指名を受けた広瀬隆太内野手（２２）が２打席連続本塁打を放ち、４打数２安打４打点と大活躍。
「決勝に進めるので一安心。自分のバットで勝利をつかめるのはうれしい」とよろこんだ。

　決勝では大学４冠（春、秋のリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会）を狙う青学大と対戦する。
自身も大学２年時に同じ状況で、神宮大会決勝で敗れて偉業達成を逃しただけに、「４冠を達成させたくない。自分たちはチャレンジャーなので気持ちはこっちの方が楽。
２年前は３冠で最後の最後で負けて悔しかったので、今年は勝ちたい」と、阻止することを誓った。

　ソフトバンクが、オリックスから国内フリーエージェント（FA）権を行使した山崎福也投手（31）と19日に初交渉を行ったことが明らかになった。
三笠杉彦GM（49）らフロント陣が大阪市内で入団交渉を行い、熱意を伝えたとみられる。同GMは、この日の午後6時過ぎに新幹線で帰福した。
球団は、これまで次回のFA権取得までを保証する4年契約が多かった。左腕にも4年10億円プラス出来高払い（推定）の好条件を提示したとみられる。

　FA宣言選手が公示された15日、三笠GMは山崎福に関し「左の貴重な先発ですしFAのマーケットでは補償のない（C）ランクだと聞いていますので、
そういう意味で入ってくれれば貴重な戦力になるかなと思います」と獲得への意思を強くしていた。
1軍監督就任時から先発投手を最大の補強ポイントに挙げる小久保監督も同日に「選手の能力としては高いし選手評価も高い」と期待していた。