【侍ジャパン】ヌートバー、２日にも侍に弾丸合流！１日に出国し来日即新幹線で名古屋へ…実戦形式練習も

　侍ジャパンに選出されているカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手（２５）が、メジャー野手最速でチームに合流することが２８日、分かった。
現在は米フロリダ州ジュピターでキャンプ中だが、日本時間２日午前にも来日し、午後にバンテリンＤで行われる練習に参加する見込みだという。
カブス・鈴木誠也外野手（２８）が辞退し、外野は非常事態となっているが、“助っ人”は意欲十分だ。

誠也の穴を埋めるべく、ヌートバーが“駆けつけ侍”になる。メジャーリーガーの野手で先陣を切って侍ジャパンに合流することが判明した。
２日の午前中にも来日する予定だが、侍ジャパン関係者によると、すぐに新幹線に飛び乗って名古屋入りし、バンテリンＤで行われる同日の練習へ参加する意欲も示しているという。
時差ボケなど状態を慎重に見極めてからの判断にはなるが、２日は実戦形式の練習が予定されており、いきなり加わって昨季メジャーで１０８試合に出場した２５歳がベールを脱ぐかもしれない。

　出場を辞退した鈴木誠を含めると、これまでのＷＢＣ侍ジャパンでは最多タイ５人のメジャーリーガーを選出。大会ルールなどにより対外試合出場は６日の阪神戦（京セラＤ）からとあって、２月１７～２７日の宮崎強化合宿に参加したのは投手のダルビッシュだけだった。
大谷は２８日（日本時間１日）のオープン戦登板を終えてから米アリゾナ州を出発。Ｒソックス・吉田正も試合出場が可能になる６日までに帰国する予定だが、まずはヌートバーがチームに合流することになる。

　２７日（同２８日）は、本拠地で行われたオープン戦のメッツ戦に「２番・中堅」でスタメン出場。１点を追う５回無死一、三塁の３打席目に右中間を破る同点の適時二塁打を放った。
オープン戦２試合、５打席目での初安打。順調に調子を上げてきている。対外試合出場前の合流となれば、サインの確認や同僚とのコミュニケーションを取る時間も確保できることになる。

誠也が離脱したことで外野は非常事態。当初は左翼から吉田正、ヌートバー、鈴木誠とメジャーリーガー３人が並ぶ構想があったが、再考することになった。
本職が左翼の近藤が２月２６日のソフトバンク戦（宮崎）で中堅を守り、合格点をもらったことでヌートバーが右翼に回る可能性も浮上。
昨季は中堅１２試合、右翼７９試合を守り、どちらでの出場も可能。今季のオープン戦もここまで左翼と中堅で出場しており、ナインとのコミュニケーションなど適応を見極める期間にもなる。

　米国人の父と日本人の母の間に生まれたヌートバー。一日も早く合流しようという“侍スピリット”はすでに刻まれているようだ。

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