五輪組織委の橋本聖子会長が国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）幹部と緊急会談し、対応を協議。ジェンダー問題を重視する両者の方針に著しく逆行する問題であり、進退問題への発展は不可避だった。橋本会長は１８日に会見を予定している。

　「文春オンライン」の報道によると、「オリンピック」と「ピッグ（豚）」を掛け合わせた「オリンピッグ」を提案したが、演出チーム内から不適切として断られたという。組織委は佐々木氏に対し、記事が配信された後に連絡を取り事情説明を求めていた。

　東京五輪・パラリンピックを巡っては組織委前会長の森喜朗氏が女性蔑視発言で２月に引責辞任。

後任の橋本会長が、重点施策として「ジェンダー平等の推進」などを打ち出し、あらゆる差別に対し「ノー」を掲げていた。
２５日の聖火リレーのスタートまで１週間、７月２３日の開会式までも約４か月と迫る中、またしても要職を務めるキーパーソンが交代する異常事態となった。