虎番２０年目のサンケイスポーツ編集委員・三木建次が現場からの〝とれたて情報〟を読者に伝える「ビヤ樽三木建次のトラ見聞録」（毎週水曜午前１０時アップ）。今回は１０月２０日に開催されるドラフト会議がテーマ。当初は大学・社会人出身の即戦力左腕＆野手が上位候補にリストアップされていたが、夏の甲子園で注目を集めた高松商・浅野翔吾外野手（３年）ら将来の大砲候補も追加。ドラフト直前まで最終結論を出さないことも判明した。

２０日のプロ野球ドラフト会議まで１カ月をきった。全国各地に散らばっているスカウトの絞り込み作業も最終段階だが、今年の阪神は１位を含む指名選手の具体的な方向性は、まだ正式決定にいたっていないようだ。

「おそらく最終的にはドラフト会議直前になるのではないか」

当初は即戦力という声もあったが、ここにきて将来を見据えた補強をすべきでは－という声もあるからだ。いま、球団内で話題となっているのは高校通算６７本塁打で、注目される香川・高松商のスラッガー、浅野だ。今夏の甲子園大会で３本塁打、打率７割（１０打数７安打）をマークし、８強進出に貢献。「高校生ではトップ」から「実力は本物」へと評価を挙げたのは、準々決勝でプロ注目の近江高のエース・山田陽翔投手（３年）からバックスクリーンに一発を放ってからだ。

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