「日本を代表する選手で当然、実力はあるし、けがとかがない限りは候補に入ってくる。プレーだけでなく、プレー以外の部分でも若い選手にいい影響を与えてくれる」

　金メダルだけでなく、五輪後の永続的な侍ジャパン発展のためにも３人の存在は大きいという。菅野の代表戦は１７年ＷＢＣが最後。稲葉ジャパンでの出場はないが、エース格、投手陣の先導役として構想の中心に据えている。

　「彼のマウンドでの強い気持ち、走者を背負ってからのスイッチの入り方。ああいう相手を圧倒する姿は我々にいい勢いをもたらす。そういう部分も期待したい」

　五輪のメンバー選考は公式戦開幕後。新戦力が入る余地もあるが、実績と経験から３人の序列は高い。プレミアで躍動した今永らに菅野と千賀を加えた強力先発陣。坂本、菊池涼らをリーダー格とする野手陣に柳田が入れば、４番・鈴木と中軸を託される可能性が高い。