会社員の吉見駿容疑者（27）は8月30日、銀行員を装って、東京・豊島区の80代の女性の自宅を訪れ、キャッシュカードや通帳をだまし取った疑いが持たれている。

この日は、個人情報を聞き出す「アポ電」と呼ばれる電話が、周辺で11件相次いでいたため、警戒していた警察官が、吉見容疑者に職務質問した。

その際、吉見容疑者は、ATM（現金自動預払機）から引き出した現金47万円を持っていて、「自分のお金だ。営業マンで道に迷った」とごまかそうとしたが、体が震えているなど、不審な点があり、逮捕に至ったという。