阪神・井上一樹打撃コーチ（４９）が３試合連続完封負けの屈辱にもリベンジを誓った。「３試合すべて完封されたことは恥ずべきことだけど、もう取り戻せない。これからの教訓に生かして、打線全体でこの悔しさをしっかり胸に刻んで、明日以降、晴らすことができるようにやっていきます」と必死に前を向いた。

　この日は７月５日の広島戦（マツダ）から３７試合続けて４番を任せた大山を６番に下げ、サンズに来日初の４番を託したが、わずか４安打。「今年の東京ドームでの相性、雰囲気を変えなきゃいけない。試行錯誤した上で、３、４番を変えて打線を組むのは当然。ただいかんせん、それで結果が出ない」と起用の意図を説明しながら、もどかしさを口にした。

　これでチームは東京ドームで今季６戦６敗となり、総得点はわずかに４。「チャンスで一本出ないのは打線全体が完全に意識してしまっている。ただプロである以上、何とか打破しないと。『ジャイアンツさん苦手ですよ』とずっと言い続けているわけにもいかない。苦手意識を払拭できるだけのものを地道に築き上げて、リベンジできるようにやるしかない」と倍返しを誓った。
報知新聞社

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