阪神・長坂は内角を使った。特に、好調な宗、中川圭、杉本には徹底した。４回の中川圭、７回の杉本はともに、ツーシームなどを内に４球続けた後、外の変化球で空振り三振。内角を意識させておいて外角、という絶妙な配球だった。完投のガンケルは内野ゴロが１５で外野フライは３つだけ。球威がある投手ではないのに、内角で詰まらせ、対（つい）となる外角の変化球で引っ掛けさせた。

　オリックス・宮城の武器は、クロスファイアーの右打者への内角直球。だが、新人捕手の福永は変化球を多投させた。２回までのアウトはすべて変化球。阪神打線は２巡目以降、変化球に比重を置いて攻略した。５回の大山の２点打の打席。直前の直球にほぼ無反応の見逃しだったのに、福永は決め球にチェンジアップを要求。大山は変化球を待ち、プラス内角への怖さがないから、踏み込んで右前に打ち返した。調子などを踏まえた配球かもしれないが、宮城の長所を出せないままだった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f693579250ecd2776507c916a5f33df76dadf940

梅野
13勝13敗1分

坂本
9勝19敗

65試合29勝35敗1分

長坂の日勝てるわ