湯浅は右前腕の筋挫傷から復帰直前に再びアクシデント。この日、兵庫県内の病院で「左脇腹の筋挫傷」と診断された。全治は不明だが、新大阪から名古屋に向かった岡田監督は「治ったら使うけど。投げられへんやろ、脇腹なんか」と“今季絶望”を前提とした。毎年恒例の長期ロードに出発。２年連続で負け越している８月を前に痛い事態だが「何とも思ってないよ」と悠然と構えた。

　昨季チーム最多５９登板の湯浅は３月のＷＢＣにも出場。指揮官は「最初から頭（計算）に入れてなかった」と、フル回転の反動は想定内だと強調した。実際に不振や故障でこれまでの大半の試合は不在のなか、層の厚さでカバー。最近は加治屋、島本が要所で好投するなど「ええやつを使うだけ」と、涼しい顔を見せた。

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