「お話をいただいたときに、すごくびっくりしたというのが最初の印象です。入団するにあたっていろいろ考えることもありましたが、阪神タイガースの日本一のために少しでも力添えができたらと思い、決断しました」

　工藤氏は2004年にドラフト9位で日本ハムに入団し、巨人、ロッテ、中日を渡り歩いて18年に現役引退後。19年から中日で1軍外野守備走塁コーチを務め、20年からは2軍の同職を務めていた。特に伸ばしたい選手を問われた際には「外野守備走塁担当ということで、やっぱり江越選手であったり、高山選手であったり、まだもう少しこうしたらもっと良くなるんじゃないかっていうのもあるので。しっかり選手とコミュニケーションを取って、対話をして、しっかりその辺を伸ばしていけるように」と答え、中堅2選手の底上げを力強く誓った。

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