両軍無得点の二回先頭で、相手先発投手から四球を勝ち取って出塁。続く豊田の打席でフルカウントからの６球目に二盗を試み、捕手が投げられないほど楽々と成功させた。明らかに相手のモーションを盗んだ走塁術だったが、なぜ、あれだけ完璧なスタートが切れたのか－。前川はこのように明かしている。

　「ピッチャーが同じ一定のリズムで投げていたので（自分の判断で）行きました。ベンチからもピッチャー（の傾向、癖）を見ていました」

　瞬時の判断での二盗敢行。しかも、初対戦の投手の傾向を一瞬で見破り、完全にモーションを盗んだことからも高い盗塁センスが感じられる。平田２軍監督も「やみくもに行ったわけではない。『一定のリズムで投げていましたから』と根拠を述べられる。素晴らしいよね」と高卒１年目とは思えない堂々としたプレーを評価した。

全文を読む
https://news.yahoo.co.jp/articles/c51fc862c00f93deb6b9cf4fac90eb7626696064