阪神春季キャンプ（２７日、沖縄・宜野座）今キャンプで最も目立ったのは内野手で北條、外野手では江越。この２人が開幕スタメンに名を連ねる可能性は高いとみている。

　北條の成長は昨日も評論したが、江越もオーバースイング気味だったのを修正して、グリップが体に近い位置で回っている。打撃が安定すれば、守走は一級品だけに、中堅を任せたい。

　他のメンバーで物足りないのは大山、高山、中谷。伸び悩んでいるといってもいい。
特に大山は、矢野監督が４番候補に位置づけているが、もし三塁で使うにしても私は６番ぐらいでいいと考える。
新外国人のマルテが変な癖のない、空振りの少ない打撃をしており、助っ人４番でのスタートを薦めたい。

　新人では木浪が使えそう。打撃の形ができあがっており、守備も上手そうなので、バックアップとして１軍に置いておきたい。
一方の近本は少し時間がかかる。
北條、糸原の１、２番、マルテの４番など、開幕メンバーが見えてきたキャンプだった。