「やっぱり補強とかすごいなと思いますけど」。炭谷、中島、丸、岩隈…。今オフ話題の中心である巨人に糸井も苦笑いを浮かべた。阪神にとって7年連続で負け越し中のライバル球団が着々と進める戦力補強。だからこそ「僕らも僕らで全員、力を上げて立ち向かっていきたい」と、燃え上がる部分がある。

頼もしい数字が残っている。糸井は日本ハム時代に楽天岩隈と対戦して31打数10安打、打率3割2分3厘、2本塁打、2打点とハイアベレージを記録。「メジャーでも実績あるし、同学年ですけど尊敬できる選手。また対戦できると思うので、すごく楽しみ」。リスペクトする相手だが、キラーぶりを発揮している。

阪神2年目の今季は119試合に出場し、打率3割8厘、68打点、16本塁打をマーク。だが、6月30日ヤクルト戦（神宮）で死球を受け、右腓骨（ひこつ）を骨折するなど2度の故障離脱を味わった。糸井は来季こだわるところを問われて「試合に全部出る！」と即答。「（成績を）全部上げたい」と誓った。シーズンを通じて超人がフル回転となれば、巨人との形勢も逆転する。【桝井聡】（金額は推定）

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