今季限りで現役を引退する阪神の藤川球児投手（４０）が、来年１月に球団の新ポスト「スペシャルアシスタント（ＳＡ）」に就任することが５日、分かった。４日に要請を受け、この日受諾。
シーズン終了後にも正式に発表される。球団がユニホームを脱いだばかりの選手に特別な役職を用意するのは極めて異例。新外国人調査などを含めた編成面のサポートに始まり、新設の女子硬式野球クラブチームの指導まで、広範囲での活躍が期待される。

　今季限りでユニホームを脱ぐレジェンドが来季も虎を支える。今オフの目玉人事は藤川の“特命”ポスト就任だ。役職は「スペシャルアシスタント（ＳＡ）」。球団が引退直後に新設の特殊な役職を用意して要請した前例はなく、在籍１９年の功労者に対する敬意の表れといえる。猛虎愛に満ちた男も球団の発展と野球振興に貢献すべく、快諾した。

女子野球指導も　まず編成面での情報提供が職務で、他球団の戦力調査や新外国人選手の獲得に球児の目が生かされる。グラウンドにも立ち、矢野監督ら首脳陣とコミュニケーションを図った上で依頼があれば選手に助言。
トミー・ジョン手術を受けた実体験に基づく故障者のケアは、藤川ならではの役割となる。持ち前の発信力を駆使して甲子園球場と同歴史館のトークショーに参加し、タイガースアカデミーや女子硬式野球も指導。
その他にも期待される仕事は無数にある。阪神の枠組みを超えて見聞を広めることも可能で、球団首脳は将来の幹部候補の糧になると踏んでいる。

　球児は９月１日に引退を表明し、１０月１５日の中日戦（ナゴヤＤ）で１軍昇格。ビジター球場では異例のセレモニーが実施され、登板がなかったこの日も試合後にグラウンドに姿を見せると客席が沸いた。
「最後までやり抜く。阪神の誇りをみんなに見せなきゃいけない」。いよいよ残るはベンチ入りする１０日の巨人との引退試合（甲子園）のみ。有終の美を飾り、来シーズンはＳＡとして虎に「火の玉エキス」を注入する。

https://hochi.news/articles/20201105-OHT1T50313.html

残らないとか言ってなかった？

阪神特有の意味不明な横文字役職

実質名誉職になりそう