１番の左打者・小園から左右ジグザグ打線を組んだ広島に対し、初回、小園の遊撃内野安打などで１死一、三塁とされたが、サンタナを空振り三振。岩本をこの日最速の１５４キロ直球で左飛に打ち取った。

　しかし、３回。先頭の９番・大盛から連打を浴び、１死二、三塁。ここから４連続単打を集中され、３点を失った。それでも、試合中にブルペンでフォームを修正。４回以降はスコアボードにゼロを並べた。与えた四球は２つ。三振は７つ奪った。球数は今季最多の８９球。先発として試合は作った。

　今季はオープン戦で課題の制球難などを克服できず、７年目で初の開幕２軍。ファームで時間をかけて調整してきた。５月１８日のウエスタン・広島戦（由宇）で６７日ぶりに実戦復帰すると、１イニングを完全投球。３度目の先発となった６月１１日の同・オリックス戦（オセアンＢＳ）では最速１５７キロをマーク。５回１安打無失点の圧巻投球で手応えをつかんでいた。

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