リンちゃんが甲子園に帰ってくる！？　ことしの台湾デーはかつてない盛り上がりをみせるかもしれない。

　「ことしも企画しています。タイガース出身の林威助さんにぜひ来ていただきたいですね」

　球団首脳が、６月上旬に３年連続となる「台湾デー」開催と、タテジマ戦士として活躍した林威助氏への要請プランを明かした。

　「台湾デー」の開催は３年連続。２０１４年に映画「ＫＡＮＯ　１９３１海の向こうの甲子園」が台湾国内で大ヒットし、多くの台湾人が甲子園歴史館を訪れる大ブームが巻き起こった。これを機にイベントが開催され、昨年は１９９０年代にタテジマで活躍した郭李建夫氏がトークショー、始球式を務めた。

　ことしの“メーンゲスト”として目玉候補に挙がったのが林威助氏。近大から２００３年ドラフト７巡目で阪神入団。現役時代の金本監督らと中軸を任された時期もある。０７年には１５発を放ったパンチ力のある打撃と甘いマスク、流ちょうな日本語で人気を集め、ファンからは「リンちゃん」と親しまれた。

　ただ、度重なる故障に苦しみ、１３年に退団。その後は台湾球界（中信兄弟）でプレーを続け、昨年限りで引退。ことしから中信兄弟の２軍監督を務める。球団首脳も「指導者をされるので…」とシーズン中の来日には、調整が必要なことも明かしている。

　それでも、凱旋となれば、始球式だけにとどまらず、タテジマ時代には叶わなかった甲子園での“お別れセレモニー”の場にもなるはず。阪神ファンにとっても、あのリンちゃんの勇姿が再び見られるなら、最高のプレゼント。話題満載の「台湾デー」になりそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000016-sanspo-base
あの男が帰ってくるかも