いよいよ運命のドラフトまで、あと10日を切った。11日には12球団のドラフト指名選手が確定する。各球団とも、これまで集めた情報を元に、球団ごとに補強ポイントなどを加味して、リストアップしている。毎年、大学生から多くのプロ野球選手が誕生するが、花形である東京六大学、東都で一番指名を受けているのは、どの大学なのだろうか。過去10年間のドラフト指名選手から、ランキングを作った。

★2011年～2020年ドラフト指名東京六大学、東都大学総合ランキング（育成は別枠）
1位　16人＝明治大（育成2人）
20年　DeNA1位・入江 大生投手（作新学院）
19年　広島1位・森下 暢仁投手（大分商）
　　　DeNA3位・伊勢 大夢投手（九州学院）
18年　楽天6位・渡邊 佳明内野手（横浜）
17年　西武1位・齊藤 大将投手（桐蔭学園）
16年　中日1位・柳 裕也投手（横浜）
　　　ヤクルト2位・星 知弥投手（宇都宮工）
　　　DeNA9位・佐野 恵太内野手（広陵）
15年　阪神1位・高山 俊外野手（日大三）
　　　阪神2位・坂本 誠志郎捕手（履正社）
　　　日本ハム1位・上原 健太投手（広陵）
14年　オリックス1位・山崎 福也投手（日大三）
13年　日本ハム3位・岡 大海内野手（倉敷商）
12年　広島3位・上本 崇司内野手（広陵）
11年　楽天6位・島内 宏明外野手（星稜）
　　　広島1位・野村 祐輔投手（広陵）

1位　16人＝亜細亜大
20年　広島6位・矢野 雅哉内野手（育英）
　　　楽天4位・内間 拓馬投手（宜野座）
　　　巨人1位・平内 龍太投手（神戸国際大附）
18年　ロッテ5位・中村 稔弥投手（清峰）
　　　オリックス2位・頓宮 裕真捕手（岡山理大附）
　　　広島6位・正隨 優弥外野手（大阪桐蔭）
17年　巨人4位・北村 拓己内野手（星稜）
　　　阪神2位・高橋 遥人投手（常葉橘）
16年　ロッテ7位・宗接 唯人捕手（神戸国際大附）
15年　阪神6位・板山 祐太郎外野手（成立学園）
14年　DeNA1位・山崎 康晃投手（帝京）
　　　広島2位・薮田 和樹投手（岡山理大附）
13年　DeNA3位・嶺井 博希捕手（沖縄尚学）
　　　広島2位・九里 亜蓮投手（岡山理大附）
12年　ソフトバンク1位・東浜 巨投手（沖縄尚学）
　　　ソフトバンク3位・高田 知季内野手（岡山理大附）

　なんと、東京六大学の明治大と、東都大学の亜細亜大がともに16人で並んだ。今年のドラフトで決着がつくのだろうか。すでに明治大では丸山 和郁、竹田 祐が、亜細亜大では岡留 英貴、松本 健吾の2人ずつがプロ志望届を提出している。メンバーを並べてみると、そうそうたる選手が並ぶ。やはり「名門大学」として、プロ野球の世界で「派閥」ができているようでもある。

　3位以下は下記の通りだ。

3位　12人＝慶応大（育成1人）
4位　10人＝早稲田大（育成2人）東洋大
6位　9人＝国学院大
7位　8人＝法政大（育成1人）
8位　6人＝立教大、中央大
10位　4人＝駒沢大（育成2人）
11位　3人＝日本大（育成1人）立正大（育成2人）国士舘大（育成1人）
14位　2人＝青山学院大、専修大（育成1人）
16位　1人＝東大、東京農大

　今年のドラフトでは慶応大、法政大、立教大、中央大、日本大などから指名がありそうだが、どんな勢力図になるのだろうか。そんな目でドラフトを見るもの、楽しみだ。