阪神の濱中治１軍打撃コーチ（４０）が２３日、秋季練習初日に中谷将大外野手（２５）を高評価した。
３シーズンぶりの復帰。「きょうはビックリするくらいよかった。これなら来年が楽しみ」と、右の大砲育成に手応えを感じているようだった。
　「責任があるポジションですけどやるしかない。中谷をなんとかね」。昨季２０本塁打を記録したが、今季はわずか５本に終わった。
新コーチが求めるのは率だ。「２０本打っても打率が２４０（・２４１）。まずは率を上げること」。テーマを明確に向上を求める。
　コンビを組む平野打撃コーチは、オリックス移籍時の交換トレードの相手。
「左で率を残してきた打者なので。助け合って」と共闘を誓い、初日から積極的に話し合った。
「自分の形を見つけていきたい」と中谷。未完の大砲育成がチーム浮沈のカギを握る。（Vデイリー）