悲嘆にくれる街の様子を証言したのは局次長・酒井哲也。昨夜は紙面総括だった。

「やがて、『次の監督は誰やろなぁ』と話し始めて…。いい汗をかくために行っているのに、重たい気分になって帰るんですよ」

矢野監督がキャンプ前に退路を断った。それは結構なのだが、当然のように開幕３連敗しただけでこんな話題になってしまう。仕方がない。ただ、この先、５連勝ぐらいしたら「お願いだから辞めないでくれ」と言い出すと思う。それが阪神ファンの特性でもある。

読者に無関係の社内事情だが、昨夜が局次長・酒井の〝ラスト総括〟。当番デスク・阿部祐亮は「何とか酒井さんに有終の美を飾っていただきたいと、社内も気持ちを一つにしています」と、ひたすら勝利を願っている一丸の編集局内の空気を伝えてきた。

ところが、だ。

「開幕４連敗は中村勝広監督時代の１９９５年以来ですね」

「この年は中村監督が成績不振で途中休養していますね」

デスク阿部が暗黒データをかき集めて（？）、次々と当時の話をこちらに持ちかけてくる。今まで何度も書いたが、負けた時の準備をするのもデスクの大事な仕事だ。とはいえ、社内が勝利を目指して一丸ではないことが、阿部Ｄの動きでよく分かった。

そんなマイナスの話題で盛り上がってはいけない、と思いつつ、ついつい思い出してしまった。

似ているんだよな、今年に。

全文を読む
https://news.yahoo.co.jp/articles/cce4218db7789f919cbc49441a0b717de6408428

シーズン前に今年で辞めます発言、前代未聞でこれも賛否あると思うけど、ＯＢや解説者の大半が百害あって一利なしとの意見。