阪神は４月３０日のヤクルト戦（神宮）で梅野隆太郎捕手（３１）がスタメン復帰した途端、連勝が「３」でストップ。
今季も正捕手の確立には至らないのか。

昨季の梅野は８０試合の先発にとどまり、
矢野前監督の評価が高かった５０試合先発の坂本誠志郎捕手（２９）と併用されたが、
岡田彰布監督（６５）は昨秋の復帰早々に「梅野でいくよ」と先発マスク固定の方針を打ち出した。
実際に今季開幕から１６試合続けて先発させたが、梅野は期待に応えられず打率・０９４と極度の打撃不振。
４月２７日の巨人戦（東京ドーム）で初めてスタメンを外れた。

代わって今季初先発の坂本は伊藤将を完封勝利に導くと、２８、２９日のヤクルト戦（神宮）でも先発して３戦連続無失点に抑えてみせた。
期待されていなかったバットでも３試合で７安打と気を吐いたが、３連勝後に指揮官は「明日は使わんけどな。
梅野にちょっと奮起させよ。１年間の長いシーズンがあるんやから」と予告していた。

４試合ぶりに先発したこの日、梅野には期するものがあったはずだが、ここまで防御率２・１３と安定していた先発才木が３回３失点ＫＯとリードで支えられず。

岡田監督は「何とか今日なんかやろうと思てるけど、ストライクが来んかったらどうしようもないよな」
とかばったが、打っては５回にチーム初安打も、９回に２点差に迫ってなお２死三塁のチャンスでは空振り三振で最後の打者に。
代打を送らなかった指揮官の心意気に報いることはできなかった。

今後も梅野が先発マスクの試合で負けが込むようだと、坂本が少ないチャンスで結果を出しているだけに、起用法は悩ましくなってくる。

https://www.zakzak.co.jp/article/20230501-CH4ZU3YG65N3NOGDTUJM5IDDLM/

一番の問題はチャンスでも梅野に代打出さないこと