全国の子どもたちに誓った！　阪神・近本光司外野手（２５）が４日、甲子園の練習後、オンライン取材に応じ、来年５月５日の「こどもの日」は、背番号と同じ５安打を放つことを約束した。

自宅に帰れば１児のパパ。外出自粛を強いられているちびっ子たちよ、首を長くして待て！

明るい未来に向け、子供たちと指切りげんまん！　近本が見すえたのは２０２１年の「こどもの日」だ。
対戦相手や球場はもちろん決まっていない。でも、とてつもないマニフェストを掲げた。

「５安打、打ちます！」

５日の「こどもの日」を前に取材に応じ、背番号「５」にちなんだ大目標を語った。

本来なら５日の「こどもの日」は、たくさんのちびっ子の前でプレーしていたはずだった。それが新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合はなし。
来年は打って打って打ちまくる。だからルーキーイヤーの昨季、４安打２度もマークしながらも、壁となっていた５安打を目指すと決めた。

自分にノルマを課しただけじゃない。子どもたちにも、今の時間の使い方についてお願いした。

「学校に行ったり、野球にいくようになってから『やっておけばよかった』と思うことをなくしてほしい。
もっと本を読んでおけばよかった、新しいことにチャレンジしたらよかった、とか。そう思うことをなくすように過ごしてほしい」

常に挑戦する。ツイッターなどのＳＮＳでは“近本チャレンジ”と称し、苦手なコーヒーを飲むなどを投稿している。そして、今は動物に－。

「アニマルフローといって、４足歩行を家でやってます。ワニみたいな動きや、ライオンの動き方とか。普段使うことのない体の使い方がおもしろい」

動物の動きをヒントにした「アニマルフロー」は体幹を鍛えることや身体能力の向上にうってつけ。近本は７月で１歳になる長女と一緒になってやっているという。

「あと１カ月くらい自宅待機で、つらい時期、しんどい時期になるけど、ここを我慢しないと先が長くなる。みんなで乗り越えられるよう頑張りましょう」

子どもたちと約束した。２１年５月５日。タテジマの背番号「５」がヒーローになる