まさに未完の大器や！　阪神のドラフト１位・馬場皐輔投手（２２）＝仙台大＝が今月中旬に球団のメディカルチェックを受け、鍛えがい十分の“伸びしろボディー”であることが２９日、分かった。仙台大の森本吉謙監督も太鼓判を押す体の強さにさらなる筋肉が加われば、最速１６０キロも夢じゃない。

　伸びしろがたっぷりあるからこそ、プロに入ってから鍛えがいもある。メディカルチェックの結果を確認した球団関係者が、Ｄ１位・馬場の秘めたポテンシャルを明かした。

　「まだまだトレーニングしたら伸びそうな感じはありましたね」

　１メートル８０、９０キロとがっしりしてみえるものの、２２歳の肉体はまだまだ発展途上。仙台育英高ではもともとトレーニング重視ではなく、本格的にフィジカルメニューに取り組み始めたのは仙台大進学後。リーグ戦期間中は取り入れないという大学も多い中、馬場は１年から年間通じてウエートやランニングなど、体作りのメニューに取り組んだ。

　大学時代の恩師である森本監督は「あくまで個人的な印象ではありますが、骨格が太くてしっかりしている。筋肉はつきやすい方かもしれません」と太鼓判。大学での成長には「もともとがっしりしていましたが、相応に（筋肉が）ついていったかなと思います」とうなずいた。

　大学の４年間で、球速は最速１４５キロから１５５キロにまで成長。さらなる筋力アップがかなえば、最速１６０キロの大台に乗せるのも夢ではない。プロ入り後の肉体強化で成長を遂げた投手には、大谷（日本ハム）やダルビッシュ（ドジャース）ら球界を代表するエースたちが名を連ねる。本人は「球速がすべてではないので」と控え目だが、ポテンシャルは申し分ない。森本監督によれば上半身、下半身の強さに加え肩周りも強く、けがの心配もなさそうという。

　「（上半身、下半身の強さを）ピッチングにどうつなげていけるかですね。プロの施設やメニューで鍛えてもらって、そこに下半身をよりうまく使えるようになれば、まだまだ化ける可能性があると思います」

　まだまだ可能性を秘めた肉体だけに、球団関係者も「追い込む価値はある」と気合十分。まずはとことんトレーニングで鍛え上げ、プロの肉体へと進化を図る。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00000014-sanspo-base

7色の変化球に豪速球とか無敵やんけ