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阪神・矢野新監督、“不遇の時代”過ごした鳥谷と面談へ「何をしたいのか聞く」
投稿日 2018年10月21日 12:02:29 (阪神タイガースまとめ)
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金本知憲前監督(50)のもと、“不遇の時代”を過ごした背番号1と向き合い、希望ポジションや来季に向けたイメージなどを聞きながら、完全復活への道を探っていく。
砂を噛むような思いだったはずだ。もちろん、野球人生最大の打撃不振に見舞われたという前提はある。打順も守備位置も日替わりだった3年間を過ごした鳥谷に対し、矢野新監督がのどにつっかえている“骨”を取り除くことを決めた。
「(鳥谷の希望を)それは、やっぱり聞くよ。自分が何をしたいかは、すごく大事だと思うのよ。俺が『ここをやれ』とかいうのではなく、選手がどうしたいか」
遊撃で始まり、三塁や二塁にまわり、最後は北條の左肩亜脱臼もあったが、遊撃の“元サヤ”に収まるという鳥谷の金本政権時代。2016年に連続フルイニング出場、今季には連続試合出場の記録が途絶え、出番が確約されなかった。
その中で昨年9月に通算2000安打を達成。今季はプロ通算2066安打で藤田平(2064安打)の持つ球団記録を更新したが、“不遇の時代”であったことは誰がみても明らか。何より、打率・232、1本塁打、22打点という数字が“暗黒の3年間”を象徴している。
5年契約最終年となる来季へ、どのポジションで勝負したいのか。自分のプレースタイルをどうイメージしているのか。虎将はまずはそこを突き詰めるという。
もちろん、鳥谷の希望をそのままかなえるわけにもいかない。来季38歳という年齢的なものもある。だから、対話重視で齟齬をなくす。
矢野監督自身もこれまで苦労の連続だった。中日にドラフト2位に入団も、出場機会に恵まれず、阪神へトレード。2度のリーグ優勝に貢献しながら、その後、右肘痛や大減俸など味わった。
折れそうになる心を支えたのが、自ら描く将来像。それを鳥谷に思い出させる、というわけだ。
「それ(本人の希望)がチーム(方針)とマッチするように、こちらからも提案というか、していく部分もあるけど、基本的にはそういう風に聞いてやっていきたいな」
23日の秋季練習初日は全員集合をかけており、鳥谷ともクラブハウス内で対面する。すべては猛虎復活のため。“平成のミスタータイガース”の再生を二人三脚で実現させる。 (阿部祐亮)
★2016年 15年10月20日、金本監督が就任して初の全体ミーティング後の個別面談で「お前が変わらなければ、チームは変わらない」とハッパをかけられが、
16年7月24日の広島戦(マツダ)で打撃不振のためスタメン落ち。12年3月30日のDeNA戦(京セラ)からの連続フルイニング出場が歴代4位の667試合で途切れた
★17年 北條と遊撃の座を争う形となったが、春季キャンプ打ち上げ日に金本監督は「7(鳥谷)対3(北條)でも北條を使う」とバッサリ。オープン戦が本格化する前に大勢が決し、三塁や二塁にまわった
★18年 17年シーズン終了後に三塁でゴールデングラブ賞を受賞したが、18年の春季キャンプ途中から二塁の守備練習を行い、大山に三塁を譲る形となった。
5月29日のソフトバンク戦(甲子園)では出番がなく、プロ野球史上2位の連続試合出場記録が1939で止まった
https://www.sanspo.com/baseball/news/20181021/tig18102105040011-n1.html
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Source: 阪神タイガースちゃんねる
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