阪神・西純矢投手が今季初先発となる２８日の中日戦（甲子園）へ向け、意気込みを語った。

　前回登板のウエスタン・オリックス戦（２２日、鳴尾浜）で９回１失点（自責０）の力投を披露した２０１９年の高卒ドラ１右腕。待望の一軍切符を手にし、「こういうチャンスがもらえてすごくうれしい。いつも通りファームでやってきたことを出せればいい」と笑顔を見せた。入団の以来の課題とされてきた制球力も着実に向上しつつあるとのことで「去年までは全力で投げていたんですが、自分の体をコントロールしながら、場面や状況に応じた投球ができるようになってきた」と手応えを語る。

　コロナ禍による観客数制限も今季から解除。右腕にとっては創志学園のエースとして聖地を沸かせた、２０１８年の高校野球選手権大会以来となる満員の甲子園でのプレーとなるが「ファンの方に自分の投球を見てもらって投げる方がアドレナリンが出る」と腕をぶす。

　同学年にはロッテ・佐々木朗やヤクルト・奥川など既に一軍の舞台で実績を残している選手も多いが「朗希とはすごく仲もいい。活躍しているのを見てうれしい気持ちもあるが、自分はまだまだ一軍で結果を残せていないので早く結果を残していかないといけないという気持ちもある」とライバル意識を隠すことなく率直に吐露した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a2565088ec28c77ad24a4d422d1088aac81e6733