ソフトバンクから現役ドラフトで阪神に移籍する大竹耕太郎投手（27）が12日、ペイペイドームを訪れ取材に応じた。地元・九州を離れて新天地に移る左腕は「心機一転で頑張ります。まだ新居も決まっていないので、忙しい年末になりそうです」と言いながらも、柔和な表情が印象的だった。

　縁を感じた――。阪神は早稲田大学の先輩に当たる岡田彰布監督が率いる。すでに現・早稲田大学野球部の小宮山悟監督の伝手ですでに連絡を取った。短いやりとりだが、エールを送られた。「ホークスから阪神に行って活躍されている先輩も多いので心強い。本当に阪神でよかった」。今回の現役ドラフトにおいて、阪神の指名順は全体の3番目だったとみられるが、阪神が最も高く評価していた選手が大竹だった。「僕はソフトバンクからしか調査書が来なくて育成で入った選手。今回は本当にどこに行くんだろうという気持ちが強かった。〝ドラフトよりもドラフト感〟がありました」と移籍成立の瞬間を振り返った。

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これは応援したくなる。